としなが歯科医院のPRGF

PRGFとは?

皆様には聞きなれない言葉だと思いますが、PRGFとは【Plasma Rich in Growth Factor】の略で、増殖因子[成長因子](※1)を多く含む血漿のことです。近年、組織の再生にたいへん有効な治療法として、このPRGFの利用が注目されています。

歯科治療への応用としては、PRGFを骨の足りない部分に充填し、早期に骨を作る「骨再生治療」があります。歯周病で骨が減ってしまっている部分や、抜歯の後の骨の欠損部分、長期的な義歯の使用により大きく骨の減ってしまった部分等に骨を再生させるために行ないます。インプラント部位の骨の状態が悪く、植立が困難な場合にももちろん利用可能です。

この手術は全国的に見ても、行なっている歯科医院はまだまだ少ないのが現状です。
当院では開発者であるスペインのEduardo Anitua博士の下で研修を行ない、現在まで多くの患者様に施術をさせていただいてまいりましたが、予後は非常に満足のいくものであり、インプラントと同様に自信を持って患者様におススメできるものです。

治療に使うPRGFは患者様自身の血液を使用して作られるので、安心・安全です。

※1:増殖因子(成長因子)
PRGFに多く含まれる増殖因子とは、骨や組織の修復や再生のメカニズムを促進するタンパク質で、組織の修復、再生過程の鍵となるすべての細胞の増殖と分化を誘発します。また、細胞間の情報を伝達するタンパク質でもあります。

 

PRGF治療の流れ

【採血】
PRGFを採集するのには「PRGF SYSTEM」を使います。
「PRGF SYSTEM」とは、血液から「PRGF」と「自家組織フィブリン」のみを取得できるように作られたシステムです。血液は患者様自身から採血します。使用する量により採血量は異なりますが、歯科・口腔外科領域では20cc~(多くても)40cc程度ですので、血液検査のときに採血する程度の量です。

【分離】
採血した血液を一定の条件に設定した遠心分離機で8分間ほど遠心分離させます。
すると、大きく「赤血球」「白血球」「血漿」に分かれます。さらに「血漿」部分は、血小板数、成長因子の濃度により3層に分かれます。その3層のうち白血球層のすぐ上の部分が血小板成長因子を多量に含む部分で、ここがPRGFです。一番上の層はフィブリンの調整に使用します。

【活性化】
上記の採取過程では血小板は活性化されずα顆粒も無傷のままですので、成長因子は放出されていません。
成長因子を分泌させるには、アクチベーターという装置を使って血小板を活性化させる必要があります。活性化したPRGFは恒温槽に置き、固まるまで待ちます。

【使用】
使用時は形成して施術部位に適用します。使いやすくするため骨移植片と混合して利用する場合もあります。
施術後のPRGFは、骨や組織の修復・再生に重要な役割を果たす多数のタンパク質や成長因子が放出し、幹細胞の分裂、骨基質形成、コラーゲン形成などにより治癒を促進します。
この時、血管新生も促進されますが、骨修復が最適に行なわれるためには、移植片への血管侵入は不可欠であるため、この点においてもPRGFは有効な治療法と言えます。

ご不明な点は
お気軽にお問い合わせください。
0964-56-3113

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